Oriental Medicine

【看護師解説】つま先の冷え・足の痺れに「太溪」のツボ
全身の血流を呼び覚ますよもぎ蒸し

執筆・監修:MIE(正看護師・元救命救急10年)|岐阜県羽島郡岐南町 Stella Herba

セラピストMIE
執筆・監修
MIE(みえ)

正看護師。救命救急10年の経験をもとに東洋医学を学びながら、岐阜県岐南町でよもぎ蒸しサロン Stella Herba を運営。

腎経の原穴「太溪(たいけい)」は、内くるぶしとアキレス腱の間にある冷え性の要ツボです。東洋医学では腎の弱りが末端冷え・足痺れの根本原因。足湯後によもぎ蒸しで全身を温めながら太溪を刺激することで、血流が末端まで届きやすくなります。

東洋医学で見る「つま先冷え・足の痺れ」の原因

足の末端まで血液が届かない状態——これが「つま先の冷え」の正体です。東洋医学では、末端冷えを「腎陽虚(じんようきょ)」=腎の陽気(体を温めるエネルギー)が不足した状態として捉えます。腎は全身の陽気の根源であり、腎が弱ると体の末端・下半身から先に冷えてきます。足の痺れは、さらに「血虚(けっきょ)」=血が末端まで届かない状態が加わったサインです。

ツボ「太溪(たいけい)」の場所と押し方

太溪は腎経の原穴(もとのツボ)で、腎の機能に最も直接的に働きかけます。

  1. 内くるぶしの最頂点とアキレス腱の間のくぼみを探す指でなぞると「ぷっくり」した脈を感じる場所です。
  2. 親指の腹でゆっくり5秒押す軽い痛気持ちいい程度の圧が適切です。
  3. 足湯中・よもぎ蒸し後の温まった状態で行う体が温まっているときに刺激すると経絡が通りやすくなります。
ツボ名場所冷え・痺れへの効果
太溪(たいけい)内くるぶしとアキレス腱の間腎の滋養・深部冷え・疲労・泌尿器系
三陰交(さんいんこう)内くるぶし上・指4本分血の巡り・むくみ・女性ホルモン調整
湧泉(ゆうせん)足裏の前1/3中央腎の補強・生命力・全身冷え改善

よもぎ蒸し+足湯で「全身の血流を呼び覚ます」理由

つま先冷えの原因は末梢血管の収縮にあります。足湯で下半身を温め、よもぎ蒸しで全身の深部体温を上げることで、末梢血管が段階的に拡張し、足先まで温かい血液が届くようになります。施術後に「足の指先が温かくなった」とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。

Stella Herba の冷え体質改善アプローチ

当サロンでは足湯(約10分)でじっくり足首・ふくらはぎを温めてから、よもぎ蒸しに移行します。足湯中に太溪・三陰交・湧泉のセルフケアをお伝えし、施術中に冷え体質に合わせたハーブ(生姜・艾葉・よもぎ多め)をブレンドします。

※糖尿病による末梢神経障害・血管障害がある方は、感覚が鈍くなっている場合があります。熱すぎる足湯・よもぎ蒸しは低温火傷のリスクがあるため、必ず事前にお申し出ください。
セラピストMIE
この記事を書いた人
MIE(みえ)

正看護師。救命救急10年・東洋医学学習中。冷え体質の改善を医学的・東洋医学的両面からサポートします。

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