Oriental Medicine

【看護師解説】PMS(月経前症候群)のイライラを鎮めるツボ「太衝」
気の滞りをほぐす温活

執筆・監修:MIE(正看護師・元救命救急10年)|岐阜県羽島郡岐南町 Stella Herba

セラピストMIE
執筆・監修
MIE(みえ)

正看護師。救命救急10年の経験をもとに東洋医学を学びながら、岐阜県岐南町でよもぎ蒸しサロン Stella Herba を運営。

東洋医学でPMSのイライラ・情緒不安定は「肝の気滞(かんのきたい)」が原因です。足の親指と人差し指の間にあるツボ「太衝」で気の流れを促し、よもぎ蒸しで全身をリラックスさせることがPMS症状の根本改善につながります。

東洋医学で見る「PMS・イライラ」の根本原因

PMSは生理前1〜2週間に現れる身体的・精神的な症状群で、西洋医学ではプロゲステロンの急増・エストロゲンの変動によるホルモンバランスの乱れで説明されます。東洋医学ではこれを「肝(かん)の気滞」として捉えます。肝はストレスや感情の起伏に最も敏感な臓腑であり、気(エネルギー)がスムーズに流れなくなるとイライラ・怒りっぽさ・情緒不安定が現れます。

ツボ「太衝(たいしょう)」の場所と押し方

太衝は肝経の原穴で、肝のエネルギーを最も直接的に調整できるツボです。ストレス発散・気の滞り解消に古来から使われてきました。

  1. 足の甲・親指と人差し指の骨が合わさるV字を探すそのV字の先端(つけ根より少し手前)が太衝です。
  2. 親指か人差し指の爪先で5秒押す「ジンジン」と響く感覚が正確な場所のサインです。
  3. 左右各10回・1日2回(生理前1週間から)強く押しすぎず、じわっと圧をかけるイメージで。
PMS症状東洋医学的原因効果的なツボ
イライラ・怒りっぽい肝の気滞・肝火亢盛太衝・行間
不安・泣きたくなる心血不足・心脾両虚神門・三陰交
お腹の張り・乳房痛肝の気滞・血の滞り太衝・血海
むくみ・体重増加脾の水湿・水滞三陰交・陰陵泉

よもぎ蒸しで「気の滞り」をほぐすことが根本改善になる理由

気の滞りは筋肉の緊張・血管の収縮・自律神経の交感神経優位状態として体に現れます。よもぎ蒸しで深部体温が上がると、筋肉が緩み、副交感神経が優位になり、気の流れが促されます。よもぎの精油成分(シネオール・β-ツジョン)には鎮静・抗けいれん作用があり、生理前の神経的な緊張をほぐす効果が研究されています。

Stella Herba のPMSケアアプローチ

当サロンでは生理前1〜2週間の「高温期〜PMS期」にご来店いただく方が多くいらっしゃいます。ハーブ読み取りで今日のPMS症状を丁寧にヒアリングし、ローズ・ラベンダー・クラリセージなど、気を巡らせ女性ホルモンに寄り添うブレンドをご提案します。

※PMSが日常生活に支障をきたすほど重い場合は婦人科・心療内科の受診もご検討ください。
セラピストMIE
この記事を書いた人
MIE(みえ)

正看護師。救命救急10年・東洋医学学習中。女性のホルモン・メンタル不調を専門的な視点でサポートします。

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