Circulation

30代からの「巡り」ケア
滞りのサインと、毎日できること

執筆:MIE(正看護師)|岐阜県羽島郡岐南町 Stella Herba

「めぐりを良くしたい」とご相談いただくことが増えました。でも、巡りが滞るとはどういう状態なのでしょう。ここでは体からのサインの見分け方と、生活の中でできるケアを整理してお伝えします。

「巡りが悪い」とはどういう状態か

西洋医学的にいえば、血液やリンパの流れが滞りやすい状態を指します。長時間同じ姿勢でいること、筋肉の動きが少ないこと、体が冷えていることなどが重なると、末梢まで血液が届きにくくなり、老廃物も回収されにくくなります。

東洋医学では、体を巡るものを「気(き)・血(けつ)・水(すい)」の3つで捉えます。このいずれかが滞ると不調として現れる、という考え方です。とくに血の滞りは瘀血(おけつ)と呼ばれ、女性の不調と関連づけて語られることが多い概念です。

私は現在、鍼灸師の国家資格取得に向けて東洋医学を学んでいます。西洋医学の知識と合わせて考えると、両者は対立するものではなく、体を別の角度から見ているのだと感じます。

巡りの滞りサイン・セルフチェック

いくつか当てはまる方も多いのではないでしょうか。これらは病気そのものではありませんが、体からの「そろそろ整えてね」というサインとして受け取ってみてください。ただし、痛みが強い、急に症状が出た、左右差があるといった場合は、自己判断せず医療機関を受診してください。

デスクワーク中にできる巡りケア

特別な時間をつくらなくても、日常の中でできることがあります。私自身も看護師時代、立ちっぱなし・座りっぱなしの時間が長かったので、実感を持っておすすめできるものを挙げます。

  1. 30分に一度立ち上がるトイレやコップに水を汲みに行くだけで十分です。ふくらはぎが動くことが大切です。
  2. 座ったままかかとの上げ下げデスクの下で20回ほど。ふくらはぎのポンプ作用を促します。
  3. 足首をぐるぐる回す左右10回ずつ。足首がやわらかいと下半身の巡りに違いが出ます。
  4. 肩を大きく回す後ろ向きに5回。デスクワークで前に丸まった肩を開きます。
  5. 白湯をこまめに飲む水分不足も巡りには不利に働きます。冷たい飲み物より温かいものを。

温めと巡り、両方をケアする

体が冷えていると、いくら動かしても巡りにくさが残ります。逆に、温めるだけで動かさなければ、また滞りやすくなります。温めと動かすこと、両方をセットで考えるのがおすすめです。

当サロンでは、よもぎ蒸しで下半身から芯まで温めたあと、カッピング(吸い玉)を組み合わせるメニューをご用意しています。カッピングは東洋医学由来の施術で、肩や背中の重さ、むくみが気になる方に選んでいただくことが多いです。

カッピングの跡について
施術後に丸い跡が残ることがあります。体質や状態によりますが、1週間前後で薄くなっていくことが多いです。露出のあるお洋服のご予定がある場合は、事前にお申し出ください。

メニューの詳細はハーブ読み取りのページでもご紹介しています。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、医学的な診断・治療に代わるものではありません。よもぎ蒸しは医療行為ではなく、感じ方には個人差があります。妊娠・出産に関わるお悩みや体調の不安については、必ず産婦人科など医療機関にご相談ください。
セラピストMIE
この記事を書いた人
MIE(みえ)

正看護師。岐阜大学医学部を経て、岐阜県内の総合病院の救命救急で10年勤務。現在は鍼灸師の国家資格取得に向けて東洋医学を学びながら、岐阜県岐南町でよもぎ蒸しサロン Stella Herba を運営。

巡りが気になる方へ

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